紫陽花とガーデン
紫陽花 ー Hydrangea
7月には梅雨明けをしていた東京ですが、
私の行った時の岩手県の梅雨明けがまだ。
紫陽花シーズン真っ只中で色んなところで紫陽花が咲いていました。
風の電話と聞くとピンとくる方もいるのではないでしょうか。
「風の電話」とは
「風の電話」はどこにも電話線はつながっていません、つながっていないからこそ想いはつながるのかも知れない。これが心の想像力であり、人の持つ力なのかも知れません。これが希望となり、生きる力になる。それを支えているのが心で話す「風の電話」なのです。
突然訪れた別れには「最後に一言伝えたかった」という思いが逝かれた方、残された方にも残ります。また遠くに離れてしまった友人、何か大切なものを失った方々も喪失感(グリーフ)を感じます。そんなグリーフを抱えた方々が心で話します。
このガーデンを作ったのはガーデンデザイナーの佐々木 格()さん。
綺麗な目をした、とても素敵な男性です。(73歳にはみえなかった!)
風の電話がメディアに取り上げられ、この地が知名度が上がるに伴い、
多くの観光客やマスコミが訪れ、良くも悪くも色々なことがあったのでしょうか
ガーデン内は撮影禁止の箇所があります。
来客に対してナーバスな一面が感じられる。そんな雰囲気もありました。
風の電話に関しては、
「もし風の電話に関して話が聞きたければ本を出しているので、本を読んでからまたいらしてください。」
そう佐々木さんも、佐々木さんの奥さんも言っていました。
ただ、佐々木さんにご挨拶をした際に、世間話からこのお庭について少しお話を伺うと、 この自慢のお庭に関して、とても饒舌に嬉しそうにお話していただけました。どれだけこのガーデンを愛していて、どれだけこのお花たちが好きなのかがひしひしと伝わって来ました。
そして最後に
「奥にはアスレチックもあるし、森の図書館もあるから、いろんなところを見て回ってね。」
佐々木さんのその言葉から、一部ではなくガーデン全体を見て感じて欲しい。そんな想いを感じました。
メディアに取り上げられ、『風の電話』だけが一人歩きしているような現状ですが、そうではなくてこのベルガーディア鯨山全体を見てほしい。私もそう感じます。
佐々木さんがつくるこのガーデンはとても大きいんです。
風の電話はその一部なんです。
そして実際に私も「風の電話」の電話ボックス内に入りました。
でも私には何もすることができなかった。
受話器を取り上げるのさえ、失礼なことのような気がして
ただただ、受話器の横にある来訪者のメッセージをみることしかできなかった。
でもそれは幸せなことなのかもしれない。
風の電話に関しての詳しい記事を朝日新聞デジタルに見つけたので掲載しておきます。気になる方は是非に。
アクセス
※ベルガーディア鯨山は住宅地の中にあります。車で行かれる際などは近隣住民の方への配慮をお忘れなく。